AWSのサービスには、1回のAPI呼び出しに対して制限があるものがいくつかあります。
これらの制限は、リクエストの数、データのサイズ、または特定の操作に関連する制限として設定されています。以下は、代表的なAWSサービスとその制限の例です。
1. Amazon S3 (Simple Storage Service)
- リクエスト制限: S3は、オブジェクトの取得やアップロードに対して、1秒あたりのリクエスト数に制限があります。特に、同じプレフィックスに対するリクエストが多い場合、スループットが制限されることがあります。
2. Amazon DynamoDB
- スループット制限: DynamoDBは、プロビジョニングされたスループットに基づいて、1秒あたりの読み取りおよび書き込みキャパシティユニットに制限があります。これを超えると、リクエストがスロットリングされます。
3. Amazon API Gateway
- レート制限: API Gatewayでは、APIの呼び出しに対してレート制限が設定できます。デフォルトでは、1秒あたりのリクエスト数に制限があり、これを超えると429 Too Many Requestsエラーが返されます。
4. Amazon Lambda
- 同時実行制限: Lambda関数の同時実行数には制限があります。デフォルトでは、アカウントごとに同時実行数が設定されており、これを超えると新しいリクエストはキューに入れられます。
5. Amazon RDS (Relational Database Service)
- 接続数制限: RDSインスタンスには、同時接続数に制限があります。これを超えると、新しい接続は拒否されます。
6. Amazon CloudWatch
- API呼び出し制限: CloudWatchのAPIには、1秒あたりの呼び出し回数に制限があります。特に、メトリクスの取得やアラームの設定に関して制限があります。
7. Amazon SNS (Simple Notification Service)
- メッセージ制限: SNSでは、1秒あたりのメッセージ送信数に制限があります。特に、同じトピックに対するメッセージの送信に制限があります。
8. Amazon SQS (Simple Queue Service)
- メッセージの取得制限: SQSでは、1回のAPI呼び出しで取得できるメッセージの数に制限があります(最大10メッセージ)。また、ポーリングの頻度にも制限があります。
まとめ
これらの制限は、AWSのサービスを利用する際に考慮する必要があります。
具体的な制限値はサービスによって異なるため、AWSの公式ドキュメントを参照して、最新の情報を確認しましょう。